よいお酒とは 2

蒸留酒では、発酵したもろみの味がそのままお酒の味になるのではないから、原料の品質は適当でもよいようです。


しかし、単式蒸留のように原料の特性を重んじる場合、蒸留前のもろみの成分がそのまま製品の香気に影響を与えるので、やはりよい原料が必要です。


また、発酵したもろみを蒸留するとき、もろみの発酵が悪かったり、不完全だと、蒸留したときの収量が悪くなるばかりでなく、品質も悪く、熟成に時間を要します。


蒸留の操作でも加熱の強さ、留分のとり方でも品質が大きく変ってきます。


混成酒の場合も原材料及び熟成の条件によって品質は様々。


その中から最適な条件を捜し出すことに工夫が必要です。


製造されたばかりのお酒は一般にそれぞれに最適の条件で貯蔵することによって熟成が図られます。


熟成の目的は品質の向上および安定化にあるわけですが、そのための期間はお酒によってまちまちです。


貯蔵条件が悪いと品質が劣化することもあり、細心の注意が必要です。


一般に荒々しい酒質のもの程、長期間の貯蔵によってまる味を増し、品質が向上してきます。


貯蔵中、お酒の変化を確かめながら管理することは大事な作業であり、また造る人の楽しみでもあります。

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