清酒の歴史

清酒を日本の酒あるいは米の酒としてとらえるならば、その起源は、我が国で水稲の栽培が始まった今から約2千年前の弥生時代にまで遡ることができるかもしれません。


古代の日本の酒の記録としては、3世紀頃の中国の歴史書「魏志倭人伝」や「古事記」(713年)、「日本書記」(720年)、それらと相前後して編纂された「播磨風土記」などの「風土記」があります。


「魏志倭人伝」の中には、日本人は酒を嗜み、喪に際しては人が集まって酒を呑む習慣があったことなどが記されています。


記紀の神話の中にもお酒の話しはいくつとなく出て来ます。


また、「播磨風土記」には、カビによる酒がでてきて、米と麹による酒がどのようにしてできたものかを窺い知ることができます。


奈良時代の律令制度下の官制や格式を書いた「延喜式」(927年)には、いろいろな酒の造り方が詳しく書かれておりますが、そのほとんどが米の酒です。


その中には膠を搾って澄んだ酒を得る技術など、現在の清酒造りの源流をみることができます。


そのころの酒造りは神事の一環として行われており、主に朝廷や神社で造られていました。

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