清酒の歴史 5
技術の進歩と流通網の発達により、原料米の産地による酒質の差は、殆んど問題にならなくなりました。
全国どこでも良質の酒が、できるようになってきています。
それぞれの地方の酒造蔵では、それぞれの気候・風土を条件として、そこでの消費者の好みを加味しながら、特色ある品質の酒を造るように努力しています。
現在、大手の酒造会社では、近代的な大型の機械設備を使って一年中酒造りをしているところもありますが、大部分の酒造場では、秋に実った新米を使って冬に仕込む伝統的な寒造りをしています。
このように古くから、人々の生活の中にとけこみ育まれてきた日本民族の酒清酒は、今後も恵まれた日本風土に根を降ろし我々の生活に潤いを与え、豊かな文化の形成にかかわって行くものと思われます。